シリンダー錠の仕組みと特徴について
シリンダー錠とは、内外の二つの筒(シリンダー)を組み合わせたタイプの錠のことです。
ちょうど内外の二つのシリンダーに跨る形で、例えば棒状のピンが複数本設けられています。
鍵が差し込まれていないとき、あるいは差し込まれた鍵が正しいものでないときは、シリンダーが自由に回転することをこのピンが阻止しています。
正しい鍵を差し込んだときに限って、全てのピンがシリンダーの回転を邪魔しない位置に動き、鍵を回すことができるようになるという仕組みです。
シリンダー錠は、かつてはピッキングに弱い、慣れた者なら10秒で開けられるなどと言われたことがありました。
しかし、ピンを1箇所につき上下2本配したアンチピッキングタイプのものもあり、そういったタイプのものはかなりピッキングに強くなっています。